前フェーズ・ディバージェンスのキーワードはこの2つである。
・ピラミッド・フラクタル
・個体のキャラクター
これらキーワードから立ち上がってきたのが"象徴"である。
象徴もこのピラミッド・フラクタルの構造を持っている。物事を象徴化するときの手順を追って説明すると、象徴化するためにまず対象の社会的立場を考えるために対象を含んでいるピラミッドへとジャンプしなければならない。そしてそこでの優位を認められた対象はさらに上のピラミッドへと進める。それを繰り返し、限界を極めたところがそいつの象徴範囲である。つまりこれはピラミッド型のヒエラルキーを幾重にも重ねた、ピラミッド・フラクタルなのである。やや封建主義的にみえがちなこの図式だが、このピラミッド、複雑に絡み合っているためピラミッドの2首選択的な場面もあり、社会主義的というか割と人権がある。人間が介入しているがゆえの現象がここにある。
象徴学について「ダヴィンチ・コード」を例にグダりたいのだがここでは省く。
私はつねづね建築の象徴性という切り口に興味があり、いつか象徴でなんか作れちゃえないかなーとか考えていた。象徴て実はヴァナキュラーの最たるものなんじゃないかなって考えていた。その土地の気候・風土から政治、文化、経済にいたるまで広義での「環境」と呼ばれるところの全てを兼ね備えているような気がしてならない。さらに時間軸でとらえると、その作品が完成された時点での土着具合はもちろん最適ながらも、そこから「ちょっとだけ先の未来(だけど決して前衛ではない)」の方向性までも指し示す優れもの。ここで一丁、建築を象徴で目指してみた。
そこで私が着目したのが動物である。動物界にもピラミッドは存在するし、個体のキャラクターも申し分なく認知されている。いままで(象徴ではないが)擬人化された建築はいくつかあるが、どれもロボットだ。ロボットにはキャラクターはない。おまけに動物はなんだか和むしエコロジカルな気分にも浸れる。現在の建設技術があればかなり精緻に再現できる。スケールやディテールなど考慮する点はいくつかあるが、私はできるだけデフォルメしないギリギリのところでやってみたい。つまり、にマンハッタンにキリンビル。つまりアムステルダムにカバ集合住宅。つまり上野にハテナ図書館である。ダメ?

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