
前回のミーティング時に、彼はふと通りすがった。僕だけかと思っていたが、どうやらそこにいたみんながある共通の言葉を思い浮かべていたのだ。
“時代遅れの子”
少し時間を経て笑いに変わった。彼への興味は後を引いた。かなりのわるのりではあるが、彼への観察を始めることとした。
ここに書き並べることは、ほぼ妄想といってもいい。
彼が持つ独特の外観、周囲に放つ少し匂いのある雰囲気、そして彼は即日設計の前日、深夜1時ころに製図室にいるという状況。これをもとに彼の生態を想像し膨らます。さらにそこから抽出された人物像をもとに彼がいかようなる建築を考え出すのかを考察し、さらに彼が提出する設計課題からもフィードバックさせ、さらなる観察をすすめようと思う。
これは、ある特徴のある人物と彼の思考、建築へのアウトプット、大学の教育を経ての成長を観察する試みである。
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